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MAGCHIMERA WARTIME 03
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日本にレジームチェンジを
2003年10月24日発行
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CONTENTS
▼「無関心党」の説明
▼ 若者が投票しないとどうなるのか?
▼ 白票、棄権票は効果的か?
▼ 自民党民主党マニフェストの比較
「開け、電網政治の時代」から許可を得て転載しました。
http://www.hirake.org/
はじめに
4月15日に第2号を発行したっきり6ヶ月以上経過。この間、ニューズメールを配信しながら3号のための原稿をお願いしたりテーマに悩んだりしてました。
「イラクに自衛隊を派兵させない」というコンセプトで何か始めようとしたり、いや、どうも北朝鮮の「脅威」が怖くてアメリカの言うままもやむなし、というムードなので、「日本の北朝鮮政策は間違ってるんじゃない?」で原稿を集めようとしたりと紆余曲折はあるのですが、結局、小泉自民党が続く限り、何も変わらなさそう。総裁選を経てその地位
なお安泰、となれば、もう選挙による政権交代以外に方法はない。ということで、衆院選を目前に緊急連続発行します。
テーマは「日本にレジームチェンジを」です。
レジームチェンジと言っても、いまの議員代表制を封建制に変えろといったむちゃなものではありません、当然ですが。自民党のほぼ一党独裁が続くこの状態を正しく「議会制」とは言わないんじゃないの?というのがスタートです。
とりあえず、いま政権にもっとも近そうな野党が自由党を吸収合併した民主党なので、今回は民主党に勝ってもらいたいとわたしは思っていますが、民主党支持者ではありません。ともかく一度、自民党以外の政権政党(理想的には単独に近い連立で)を実現して、日本の政治体制が政権交代のある、あたりまえの「議会制民主主義」に転換して欲しいと願っています。民主党からは詳細なマニフェストが出されているので、その実行力を測るのも比較的容易ですから、とりあえず一期民主党に政権を担当させて、だめだったらまた他の政党(自民党以外)に替えればいいと思います。
ネガティブキャンペーンが嫌いなので、とにかくポジティブにやろうと「広めよう!小沢一郎の善行」という小沢一郎を持ち上げるキャンペーンを個人的に始めたのですが、これがまた友人知人におっそろしく不評で(友達なくしそう)、こんなに嫌われてるなんて、とほほ、と実は少々驚いています。なので、それはここではやりません。興味のあるかたは以下のURLにアクセスして「小沢一郎」で検索してください。
http://www2.diary.ne.jp/user/162840/
どんなに小沢一郎が嫌いで、民主党を支持しない人でも、積極的に政権交代に参加できる方法がひとつあります。選挙に行くことです。気が抜けるほど簡単な答ですがほんとうです。
「開け、電網政治の時代」という市民の政治参加を呼びかけるホームページがあるのですが、マグキメラ第3号は「開け、電網政治の時代」の管理人のかたより許可をいただき、このホームページの中から「目からウロコがぼろぼろ落ちる」情報を選りすぐってお届けします。
「開け、電網政治の時代」
http://www.hirake.org/
特に若い人に読んでいただきたいので、選挙権のある20歳以上の人はもちろん(民主党は選挙年齢を18歳に引き下げるとマニフェストに掲げています)、今後のために高校生、中学生にもどんどん転送してください。わたしの前書きは退屈だと思うので、転送は本文からでいいと思います。どうぞよろしくお願いします。(藤澤みどり)
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「無関心党」の説明
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1)無関心党とは
私達は選挙に投票しない主義の政党です。
選挙を棄権した有権者は自動的に無関心党の党員になります。
2)無関心党の目的
無関心党は政治に無関心な国民を増やします。
無関心党は無関心層を増加させて国民から利益を奪い、ある一部の人々だけを富ませます。
3)無関心党の綱領
1.なすがまま
我が党は一切の政治判断をせず、自分たちの将来を他人の判断に委ねます。
1.金は出すが口は出さない
他人の決めた政策に文句無く従います。決められた税金はお支払いします。
4)入党のお誘い
これをお読みのみなさんも我が無関心党に入ることを是非ともお薦めします。手続きや党費は一切ございません。選挙日に投票しないだけです。
5)国民の負担
党費はございませんが、税金はお支払いいただきます。もっともこれは入党される、されないに関係ありませんが。
なお現在、国家の借金を割り算すると国民一人当たり500万円の借金になります。老若男女関係なく、3人家族なら1500万円の借金になります。これは消費税アップや年金受取額の減額といった形で現実化して、将来、国民の皆様がお支払することになっております。(つまり、今の若者が将来負担する)
この問題に対しても、無関心党は日本の最大政党として責任を持って党綱領を実践していきます。つまり無関心を貫き、他人に政治を任せるという政策を実践します。すなわち、第2政党(現時点では自民党)に委任いたします。
予想されることとして、政治に口も票も出す世代の負担は軽く、政治に文句を言わない我々無関心党の党員の負担は重くなることと思います。
20代の若者はもっとも政治に関心が薄いのですが、政治を気にしていないようなので「知らぬ
が仏」の言葉どおり、気付かない間に負担を重くしておきます。
若い世代ほど国民年金は払うだけ損になってます。
厚生省の試算によれば、今の若者が一家の柱となっている2025年には収入の3割は厚生年金で差し引かれる予定です。その他、収入の1割は健康保険で、そして所得税と住民税が1割。あわせて5割は差し引かれます。5公5民です。そのほか、生命保険と家賃が引かれます。果
たして自由に使えるお金は残っているでしょうか。
我が党の理論どおりの試算結果です。
それが不満で政治に無関心でいられない方は無関心党を脱退していただき、他のいずれかの政党に投票していただかねばなりません。
よろしくご理解のほどをお願いいたします。
6)無関心党の活躍
選挙を棄権した有権者は自動的に無関心党の党員になります。
無関心党は着実に勢力を伸ばしています。
2001年参議院議員選挙の投票棄権率は44%。つまり44%の有権者が無関心党に投票なされました。
一方、自民党の得票率は30%。やはり無関心党が日本の最大政権政党です。
無関心党は政権党として国政を担い、党の綱領を日本に実現します。つまり、無関心で他人に任せる政治を日本国民に実施します。
下図は最近の投票率です。これを逆さまにみたものが棄権率であり、無関心党の得票率です。(図略、「無関心党」のホームページをご覧ください。)
最近の無関心党の躍進はすさまじく、近年ものすごい勢いで増えています。一党独裁もあり得そうな勢いです。
下図は世代別棄権率であり、つまり、世代別の無関心党への投票率です。(同図略)
無関心党は特に20代の若い世代に圧倒的な支持を受けています。躍進中で若い人々が集まる無関心党にあなたも加入しませんか。
7)無関心党のホームページ
http://www.hirake.org/mukan/
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若者が投票しないとどうなるのか?
音楽市場を例に説明しましょう。
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今のミュージックシーンはAVEX(エイベックス)などが売上を伸ばしており、ソニーエンターテイメントや東芝EMIなどレコード会社は若者向けの音楽を販売しています。メガヒットするのはモーニング娘や松浦亜弥、宇多田ヒカル、浜崎あゆみ、ゆず、椎名林檎、ポルノグラフィティ、など若者(特に中高生、よくて大学生まで)向けの曲です。
そして中高年向けの曲は売れません。レコード会社は中高年向けの歌手を切り捨てて契約を結ばない傾向にあります。若いアイドル歌手も22歳を超えると歌手としてはやっていけず、女優になれなければ自然消滅していきます。
なぜ、若者だけの音楽しか売れないのかというと、中学生、高校生、よくて大学生までの若者しかCDを買わないからです。社会人(中高年)になると音楽を聞く機会も減ってCDを買わなくなります。
CDを買わないグループ(社会人、中高年)向けの音楽市場は小さくなって消滅していきます。
社会人(中高年)が「今の音楽は子供臭くて嫌いだからCDを買わない!」と怒って不買運動をしても社会人(中高年)向けの音楽市場が形成されることはありません。買わないだけ逆効果
になってますます社会人(中高年)向けの音楽が消えていきます。
不買運動は無意味、逆効果です。
つまり、お金を払うグループ(学生、若者)向けの音楽は優遇供給され、お金を払わないグループ(社会人、中高年)向けの音楽は縮小されます。
社会人向けの音楽市場を広げるためには、社会人が社会人向けの音楽にお金を払って消費を増やすしかありません。世の中はそういう仕組みになってます。
では、政治の世界ではどうでしょうか。
若者が投票せず、老人だけが投票すれば老人向けの政治体制が出来あがります。若者が「今の政治家は悪い奴ばかりで嫌いだから投票しない!」と
怒って選挙を棄権しても若者向けの政治体制が形成されることはありません。
音楽市場で社会人(中高年)が 「今の音楽は子供臭くて嫌いだからCDを買わない!」と怒って不買運動をしても社会人(中高年)向けの音楽市場が大きくならないのと同じ理屈です。
若者向けの行政を作るには若者が投票するしかありません。世の中はそういう仕組みになってます。
若者が投票しなければ、若者の味方の政治家が落選し、老人の味方の政治家が当選して政府をつくります。老人指向の政府が出来あがります。
老人の味方の政府は、老人に優しく、若者に厳しい負担を強いる社会制度を築くでしょう。それに対して若者が絶望して怒って選挙を棄権しても、ますます老人向けの政治体制が確立されて若者を粗略に扱う政府が出来あがるでしょう。
若者、老人は一例に過ぎず、つまりは・・・投票するグループ(世代、地方、職業、など)は行政から優遇され、投票しないグループは行政から粗略に扱われます。
あなたは行政から優遇されるグループか、粗略に扱われるグループか、どちらに所属しているでしょう?
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白票、棄権票は効果的か?
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1)白票と棄権票は同じ
白票と棄権票は与野党に平等に無効なわけではありません。白票と棄権票は与党の味方です。
野球で首位打者にとって四球は大事なものです。首位打者を狙うには、「打数に数えない四球を喜んでもらいなさい。そして打てる球を大事に打ちなさい。」と言われます。プロ野球のリーグ戦では、首位
チームにとって引き分けは勝ちと同じです。
選挙も同じで、有効投票にならない白票、棄権票は引き分けであり、与党にとって白票、棄権票は勝ちと同じです。そして白票、棄権票が多ければ多いほど、一部の人々だけが富み、みんなが貧しくなる国になります。
自己の支持者を減らすことになっても、野党支持者から同数を白票に転換できれば勝ちにつながります。それを説明します。
有権者100万人、議席100席の場合、で以下の仮定をします。
第1回選挙では以下の得票数となったとします。
白票は10万、棄権は30万。有効投票数は60万票。 有効投票数60万票のうち、与党が40万で有効投票の66%を占める。
野党が20万で有効投票の33%を占める。
よって有効投票数の66%をを獲得した与党が議席100席中66議席を占めます。
第2回選挙では、白票が増えた。
与党の支持者から10万人が白票に回り、同じく野党の支持者も10万人が白票にしました。合わせて20万人が白票に回り、白票が前回10万人から30万人に増えたとします。
そして有効投票数は40万票。
有効投票数40万票のうち、与党が30万で有効投票の75%を占める。 野党が10万で有効投票の25%を占める。
有効投票数の3/4を獲得した与党が議席100席の3/4である75議席を占めます。与党は前回から議席を9つ増やしました。
つまり白票が増えたことにより、与党は前回より勝ったことになります。棄権票が増えた場合でも同じことで、よって白票も棄権票も効果
は同じです。
白票と棄権票の意味は以下ですが、どちらも同じことです。
棄権票の意味 「選挙に行かない。投票しない。」
白票の意味「選挙に行くが、投票したい立候補がいないので白紙で投票。」
白票を尊ぶ風潮は与党にとって得なのです。白票は全ての政党に平等に警告を与えるものではありません。与党に利益を与えるものです。
2)白票、棄権票が増えると与党は楽になる
100万人のうち、だれも棄権しないなら、半数の50万人を確保しないと与党になれない。選挙運動で50万人を説得しないといけない。
100万人のうち、半数が棄権するなら、残り50万のうちの半分の25万人を確保すれば与党になれます。与党はこの25万人に利益をばらまいていれば政権を確保できます。100万人から1万円ずつ集めた税金を、4万円ずつこの25万人に分配します。これで政権は安泰。
そして、100万人のうち、90%が棄権するなら、残り10万のうちの半分の5万人を確保すれば与党になれます。与党はこの5万人に利益をばらまいていれば政権を確保できます。100万人から税金を集めて5万人のためだけに税金を使う。100万人から1万円ずつ集めた税金を、20万円ずつ5万人に分配します。これで政権は安泰。以前より癒着度は5倍になり、ますます安泰です。
野党は政権がないので国家予算を自由にできないため、この5万人を味方につけることができない。よって、いつまで経っても野党は野党のまま。
与党はこの5万人だけに選挙運動すればいい。5万人に都合の良い公約を建てればよい。つまり、白票、棄権票を増やして有効投票数を減らし、土俵を小さくしたほうが、与党にとって守備しやすいのです。
この状況を変えるには、白票棄権票の政治無関心層が野党に投票することです。
100万人のうち、だれも棄権しないなら、半数の50万人を確保しないと与党になれない。選挙運動で50万人を説得しないといけない。与党にとって10倍も大変になります。
有効票数が増えて、つまり、あらゆる世代と業界の人が投票するようになると、政治家は一部業界だけにウケのよい公約を掲示するわけにいかず、有権者全体をバランスよく考えた政策を公約するようになります。
3)白票と不買運動の違い
不買運動のような投票棄権運動は、政治家に対してプレッシャーを与えるでしょうか。投票棄権運動は政治家に対して抗議行動になるでしょうか。
不買運動、例えば車を買わないとすれば、自動車業界全体で年間一千万台の売上が一万台になれば、車産業は苦しみます。社員の賃金も下がります。
しかし選挙で白票を投じたとしても代議士の給与が下がるわけでもない。白票は痛くもかゆくもない。一億人の有効投票が一万人に減っても、その一万人の中で最多数を獲得すれば当選できる。有効投票数に関係無く、当選した代議士の給料は同じ。
逆に有効投票数が少ないほど、選挙運動の守備範囲が小さくなって選挙活動が楽になります。利益誘導しなければならない有権者が減って楽になります。そして組織票が強くなります。組織票を握っている政治家にとっては、投票棄権者が増えた方が得です。
だから不買運動のような投票棄権運動は、政治家に対してプレッシャーを与えません、意味がありません。
4)白票は無いものねだり
選挙で白票を投票する有権者は、全ての候補者に不満だから白票を出すのでしょう。
理想があるのだが、それに見合う候補者がいない。では、その理想を持つ当人がなぜ立候補しない?
他人には不満だが自分はやりたくない。それは無いものねだりです。
自分が立候補しないなら、今出ている候補者の中で少しでもましな人を投票すべきです。
5)白票を尊ぶ風潮
「白票は有権者から全ての政党に発せられる警告である。政治家は反省しなければならない。」こんなキャッチフレーズを聞いたことはありませんか。無関心党はこのキャッチフレーズを国民に浸透させて、白票を尊ぶ風潮を作り上げてきました。
でも、実際は白票は「全ての政党に発せられる警告」にはなりません。むしろ与党の味方です。
以前、自民党の森首相は「有権者は寝ていてくれた方がいい」と発言しました。
自由党の小沢一郎は2002年の参統一補選の結果について「あと5%投票率が上がったら、全部勝てたのではないか」と述べ、低投票率が野党側の補選敗北の原因と発言しました。
つまり、棄権や白票は与党を助けることになります。棄権や白票は政治家全てに平等に抗議するものではありません。
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自民党民主党マニフェストの比較
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「開け、電網政治の時代」
http://www.hirake.org/
このホームページの「2003衆院選 自民党民主党マニフェストの比較表」
http://www.hirake.org/kouyaku/2003syu/index.html
のページを開けると
1)「自民党12の約束」と「民主党マニフェスト」の比較
2)「自民党公約2003」と「民主党マニフェスト」の比較
が出てきます。これをクリックすると2党の主張の違いがきわだって示されています。
このほか、上記のホームページには、かねてから政治に関心の高かった人にも、たったいま政治と選挙に関心をもったばかりの人にも役立つ様々な情報が網羅されています。たとえば・・・
政治家ホームページの採点、点数評価
政治家ホームページのキーワード抽出
政治家が読者からの質問に答える、ように見えるリンク集
などなどですが、他にも各政党のホームページや主要紙の政治面、社説へのリンクなど、日々のウォッチングにも役立ちます。
また、トップページを開け、
http://www.hirake.org/
スクロールして、「もっと政治に関心を持とう」をクリックし、 これをスクロールして「リアルタイム財政赤字カウンタ」をクリックすると、
いや、驚いた! ほんと、1秒ごとに刻々と増え続ける財政赤字額がカウントされています。
たいへんだ! 選挙に行かなくちゃ!
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MAGCHIMERA WARTIME 03
2003 年10月24日発行
編集発行 藤澤みどり
midori@dircon.co.uk
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